【出版のお知らせ】代表・小林友希の初の著書『鳥害』幻冬舎より発売されました
この度、当協会代表・小林友希の初の著書となる『鳥害』が、2026年8月28日、幻冬舎より発売されました。
鳥害相談窓口「とりさぽ」に日々寄せられる年間約1,500件の相談から見えてきた課題と、
これからの鳥害対策のあり方について、一冊にまとめた内容となっています。
なぜ、いま「鳥害」について書いたのか
スズメバチやクマによる被害が連日報道され、野生動物と人の暮らしの距離が社会課題として注目される機会が増えました。
その一方で、ベランダのふん害や巣づくり、騒音、害虫の誘発、建物の劣化といった「鳥害」は、
全国で日常的に起きているにもかかわらず、正しい知識や適切な相談先についての情報がほとんど広まっていません。
弊社が運営する「とりさぽ」には、全国から「どこに相談すればいいか分からない」というお声が数多く寄せられます。
鳥害は専門的に対応できる業者が少なく、対応している業者の間でも施工品質にばらつきがあるため、
相談先選びそのものが難しいというのが実情です。
安価さだけを謳うDIY的な施工が、かえって再発やトラブルを招いてしまう例も少なくありません。
こうした現場での経験をもとに、代表の小林が「鳥害とは何か」「なぜ相談先が分かりにくいのか」
「どうすれば自分で適切な判断ができるようになるのか」を、一般の方にも分かりやすく伝えるために執筆したのが本書です。
「鳥害」は、鳥が悪いわけではない ―共生とゾーニングという発想
本書のタイトルにもなっている「鳥害」という言葉は、あくまで人間の側から見た表現です。
野生の鳥そのものが一方的に「害」であるわけではありません。
私たちが本書で伝えたいのは、鳥を排除すべき対象として一面的に捉えるのではなく、
人と鳥それぞれの生活圏を分ける「ゾーニング」という発想です。
鳥が本来生きる場所と、人が安心して暮らす場所を線引きし、双方が過度に干渉し合わない環境を整えること。
この「共生」の視点を持つことが、被害が深刻化する前の早期予防にもつながりますし、
目先の駆除だけでなく再発防止まで見据えた、適切な業者選びの基準にもなります。
人の暮らしを守ると同時に、鳥の生態にも配慮する。この姿勢こそが、
本書が掲げる“ネイチャーポジティブ”な鳥害対策の考え方です。
帯にも、次の言葉を掲げました。
人の暮らしだけでなく、鳥も守りたい。“ネイチャーポジティブ”な発想で、これからの鳥害対策を考える
暮らしのすぐそばにある鳥害をやさしくひもとき、安心できる住環境と共生の未来へ導く一冊。
本書でお伝えしていること
- 鳥害の実態 ― ベランダのふん害・巣づくり・騒音・害虫誘発・建物劣化など、実際に起きている被害を具体的に紹介
- 鳥害対策業界のいま ― 相談先が分かりにくい理由、誤った対策が生まれてしまう背景を整理
- 共生とゾーニングという視点 ― 鳥を排除する発想ではなく、人と鳥それぞれの生活圏を分けて考えることの大切さ
- 業者選びで失敗しないために ― 鳥の習性、見積もりの確認ポイント、再発を防ぐための考え方
- とりさぽの実践事例 ― 安心して任せられる業者とはどのような存在かを、現場のケースとともに解説
- 鳥害対策の未来 ― 誰もが適切な相談先にたどり着ける社会を目指す、私たちのビジョン
ご自宅や空き家の鳥害にお悩みの方はもちろん、施設・企業・自治体で対応にご担当されている方、
そしてこれから鳥害対策事業への参入を検討されている事業者の方にも、お役に立てる内容になっていると思います。
著者プロフィール
小林友希(こばやし・ゆき) 株式会社initium代表取締役。
神奈川県川崎市生まれ。東京女学館短期大学卒業後、東京信用保証協会に入職。
退職後、育児を経験したのち、害虫駆除用機材や殺虫剤を扱う専門商社に転職。
一般社団法人日本鳥獣被害対策協会にて事務局・専務理事を歴任。
2020年に株式会社initiumを設立し、代表取締役に就任。鳥害対策事業を中心に事業を展開している。
現在は一般社団法人全国鳥獣害対策協会代表理事も務めるほか、
食物アレルギー研究会の賛助会員としても活動。
鳥害被害の相談窓口「とりさぽ」(https://chojugai-taisaku.com/)には、
年間約1,500件の問い合わせが寄せられている。本書が初の著書となる。
鳥害にお悩みの方、対策を検討されている方は、ぜひ本書とあわせて
(一社)全国鳥獣害対策協会 事務局までお気軽にお問い合わせください。

