クマとの遭遇リスクに備える ― 企業向け安全講習会を実施しました
先日、野生動物が生息する地域で業務に従事する企業様を対象に、
「クマから身を守るための安全講習会」を実施いたしました。

近年、全国各地でツキノワグマによる人身被害が増加しており、
山林や河川周辺だけでなく、工事現場や事業所敷地内、住宅地周辺でもクマの出没が報告されています。
環境省の公表資料によると、近年の被害件数は高い水準で推移しており、
現場作業に携わる方々にとっても決して他人事ではありません。
今回の講習会では、全国鳥獣害対策協会特別会員である
合同会社日本サル対策加速化事業所 代表 三木氏が講師対応させていただきました。
ツキノワグマやニホンザルなどの調査・対策に携わってきた経験もあり、
クマの基本生態や季節ごとの行動特性、人身被害事例の分析、遭遇リスクを下げるための事前対策、
万が一遭遇した際の対応方法などを、実際の現場事例を交えながら解説しました。
社員様は1,000名程となる中で、当日はオンラインにて約160名の方々にご参加いただきました。
質疑応答では現場作業に即した具体的な質問も多く寄せられました。
講習内容は録画配信用も整え、後日あらためて学習される方々にも視聴いただく予定です。
クマを恐れるだけでなく、正しく知ることが安全につながる
クマは本来、人を避ける動物ですが、環境の変化や人との距離の変化によって遭遇リスクが高まっています。
そのため、出没情報の収集、音出しによる存在の周知、
フィールドサインの確認など、現場で実践できる対策が重要となります。
(一社)全国鳥獣害対策協会では、建設業、インフラ保守、林業、自治体職員、施設管理事業者など、
それぞれの業務内容や現場環境に応じたオーダーメイド型の安全講習を実施しています。
企業や団体ごとの課題に合わせて内容を構成し、実践的なリスクマネジメントを支援しています。
野生動物との遭遇リスクは、今後さらに全国的な課題となることが予想されます。
私たちは、人と野生動物が不要な事故なく共存できる環境づくりを目指し、
引き続き安全教育や普及啓発活動に取り組んでまいります。
企業・団体向けの講習会や研修をご検討の際は、お気軽に(一社)全国鳥獣害対策協会 事務局までお問い合わせください。