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民間企業様向け「クマ安全講習会」をオンライン開催しました

お知らせ
勉強会・研修会
2026.09.10

 

【開催報告】クマ安全講習会 〜クマから身を守る 危険リスク回避〜

今月、屋外作業やインフラ管理に携わる民間企業様を対象に、「クマ安全講習会 〜クマから身を守る 危険リスク回避〜」をオンラインで開催いたしました。

講師には、野生動物の保護管理や行政の委託事業に長年携わり、山中での遭遇経験も豊富な当協会特別会員の三木清雅氏をお迎えし、現場ですぐに役立つ実践的な講習を行いました。

講習の主なトピック

1. クマの基本生態と事故発生のメカニズム

前半では、日本に生息するツキノワグマとヒグマの身体能力や年間の行動サイクルを解説しました。優れた嗅覚や走力などの特徴をお伝えし、「人間が走って逃げ切ることはできない」という前提を改めて確認していただきました。

あわせて、鉄塔の保守作業中、林業の伐採作業中、工事現場、工場敷地内など、過去の具体的な被害事例を分析しました。山奥に限らず市街地や事業所内でも遭遇のリスクがあること、そして騒音下での単独作業や移動中の出合い頭の事故が特に危険であることを強調しました。

2. 山中での遭遇回避と「クマ撃退スプレー」の確実な運用

遭遇事故を防ぐための3大原則に沿って、事前の情報収集の方法、フィールドサイン(足跡・糞・爪痕など)の見分け方、遭遇時の対応、クマ撃退スプレーの正しい使い方を解説しました。

3. 事業所・施設敷地内での組織的な防護

後半では、受講企業様の実際の作業環境に即した安全管理を取り上げました。山林内での対策が個人の回避行動や装備が中心となるのに対し、敷地内では組織としての対応へ意識を切り替えることが欠かせません。市街地や事業所におけるクマ対策の目的は、クマを追い払うことではなく、人とクマが接触しない状態をつくることにあります。

受講企業様の反応

受講企業様からは、日々の屋外作業前のチェックや、緊急時の連絡網の見直しに直結する内容として、高い関心をお寄せいただきました。

当協会では今後も、さまざまな事業形態に合わせた野生動物安全対策講習や、安全体制の構築支援に取り組んでまいります。